ディプロマ・ポリシー
卒業の認定
本学の定める修業年限以上在学し、共通教育科目・基礎教育科目および専門教育科目を所定の履修方法に従って124単位以上を修得し、下記の能力・資質を備えた者に対し、教授会の意見を聴いて、学長が卒業を認定します。
1.知識・理解
- 社会生活に関わる事象に対し、社会的・経済的な観点から専門的な知識を有している。
- 社会生活に関わる事象に対し、情報科学の観点から専門的な知識を有している。
- 社会生活に関わる事象に対し、データサイエンスの観点から専門的な知識を有している。
2.技能・表現
- ソーシャルネットワークを活用するためのコミュニケーションやプレゼンテーションに関する技術を有している。
- コンピュータ等のICT機器を活用して、情報を加工・分析するための技術を有している。
- 社会における様々なデータを収集し、数理的なアプローチからデータを分析する技術を有している。
3.思考・判断
- 社会的・経済的な観点から身につけた専門的な知識や技能から、ICT社会の課題を論理的に分析し、問題を解決する能力を有している。
- 情報科学の観点から身につけた専門的な知識や技能から、ICT社会の課題を論理的に分析し、問題を解決する能力を有している。
- データサイエンスの観点から身につけた専門的な知識や技能から、ICT社会の課題を論理的に分析し、問題を解決する能力を有している。
4.態度・志向性
- ICT社会における課題を自ら発見し、他人との協働を通して解決しようとする積極的な態度を修得している。
- 生涯にわたって自分の社会的キャリアを開拓し、社会の発展に貢献する意欲と向上心を修得している。
5.統合的能力
- 文理にわたる専門的知識・技術の統合を図り、ICT社会において、新しい価値を創出できる能力を修得している。
学位授与の方針
卒業が認定された者には、学士(社会情報学)の学位を授与します。
カリキュラム・ポリシー
本学部・学科では、ディプロマ・ポリシーを達成するために、文理融合型の特色を活かし、「社会科学系」と「情報科学系」「データサイエンス系」を軸にしながら、ICT社会の中の生活に関する幅広い分野の知識や技能を修得できるという方針に基づき、カリキュラムを編成します。
カリキュラムの編成は、講義・演習を中心に知識・技能を修得し、探求力と活用力を高める「専門科目群」と、実技を中心に技術を修得し、実践力を高めていく「表現実習・研究手法科目群」、総合力と主体性を養い、思考力・行動力を身につける「総合科目群」を並立させ、相互にバランスよく補完させることによって、単なる机上の知識・技能ではなく、実際の問題解決に活かせる生きた知識・技能を修得できるように工夫します。
専門科目は、下記の4つの科目群で編成します。
①生活と文化科目群
人間の生活と情報化社会との関わりを理解し、ソーシャルネットワークを編集・設計・演出する力を養うことを目的に、コミュニケーション、メディア、ネットワークの関連する基礎科目や演習科目を配置します。
②生活と経済科目群
生涯にわたって社会の一員として自分のキャリアを形成し、自己実現を図ることができるよう、マーケティング・広告、マネジメントを理解するための基礎科目や演習科目に加え、社会課題の認識とその解決に向けた対応力を身に付けるための科目を配置します。
③情報科学科目群
ICT機器を操作して情報を利・活用する能力を高めることを目的に、コンピュータ、プログラミング、ネットワーク、セキュリティなどに関連する科目を配置します。
④データサイエンス科目群
ICT社会において、溢れているデータの中から価値のある情報を取り出し、それを利・活用する能力を身につけることを目的に、統計学、AI、データサイエンス演習などの科目を配置します。
情報メディア専攻
生活と文化科目群と生活と経済科目群の科目を中心に、ICT社会について、コミュニケーション、メディア、マーケティングなどの視点から学ぶとともに、ICT社会を、コンピュータ、プログラミングなどの情報科学と、統計学、AIなどのデータサイエンスの視点からも掘り下げることによって、より深く理解していきます。
情報サイエンス専攻
情報科学科目群の科目を中心に、ICT社会の仕組みやICTに関する知識や技能を学ぶとともに、ICT社会を、コミュニケーション、メディア、マーケティングなどの社会科学と、統計学、AIなどのデータサイエンスの視点からも掘り下げることによって、より深く理解していきます。
アドミッション・ポリシー
本学科は、「立学の精神」とそれに基づく「教育目標」に賛同し、かつ卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能・意欲を備えた女性を求めます。
- 文系・理系という枠にとらわれず、幅広い教科・科目を履修し、確かな基礎知識を備えている。
- ICT社会におけるコンピュータや情報、生活に強い興味や関心をもち、生活への深い洞察力と多様なメディアを使いこなす技能を習得する能力の基盤を有している。
- 入学後に修得した知識や技能を活かして、情報化社会の健全な発展に貢献したいという意欲を持っている。