情報メディア専攻 情報サイエンス専攻
情報サイエンス専攻

専攻の特色

情報科学の知識を社会に役立てる「実装力」の育成。

1年次から3年次まで途切れなく配置されたプログラミング演習科目で、アプリケーション開発やデータ処理・分析などの技術を磨き、3年夏の企業インターンに参加できる水準の力を身につけます。もちろん、大学で学ぶのはプログラミングだけではありません。ネットワークや情報セキュリティ、ソフトウェア工学などの情報科学の知識を学び、それらを実際の社会課題に応用できる「実装力」を、入門→演習→実践の流れで積み上げられたカリキュラムで育成します。

少人数ゼミでの丁寧な指導で専門性を高め、研究発表を目指す。

3年次から始まるゼミでは、各教員の専門性に根ざした最先端の学術知識や研究のノウハウにまで踏み込みます。専門のテーマには、AI・データサイエンスの他、ヒューマンインタフェース、ネットワーク、セキュリティ、仮想現実、IoT、教育工学などもあります。情報サイエンス専攻の大きな特色である「少人数」のゼミによって、一人ひとりの興味関心や得意なことに合わせた個別指導を実現。意欲があれば卒業までに学外での学会発表も目指せます。

INTERVIEW

学生インタビュー

もっと学びたくなる
SNSを活用した
学習支援システムを開発。

山本 あすかさん*

武庫川女子大学附属高校出身
*生活環境学部 情報メディア学科

知識を定着させるには、アウトプットすることが大切。私はその原理をSNSと組み合わせることで、自主的な学びを習慣化する学習支援システムがつくれないかと考えました。利用者は、自分で設定したテーマに沿って、学んだことや気づきをTwitterに投稿。発信を続けることで知識の定着化を図り、学習意欲を高めることが狙いです。「いいね」の数がどのぐらいあれば、知識をもっとアピールしたくなるのか。どんな仕掛けが効果的なのか。試行錯誤しながら研究を深め、教育工学会の全国大会や研究会など、4回の学外発表を行いました。多様な視点や考え方に触れ、今後の研究に生かせる経験ができたのもよかったです。

学会の参加者は、研究者や大学院生がほとんど。さまざまな研究テーマやアプローチの仕方などが学べ、とても刺激を受けました。

子どもの感染症対策に
シミュレーション技術を
生かし、ファイナリストに

松田 奈夕さん*

鳥取県立米子東高校出身
*生活環境学部 情報メディア学科

環境や社会の課題解決に挑む「りそなSDGsアイデアコンテスト」に応募。「シミュレーションを用いた子ども向け施設の感染症対策コンサルティング」をテーマに発表し、7組のファイナリストに選出されました。保育施設で集めた子どもの行動パターンを細かく分析し、年齢や人数ごとにシミュレーションモデルを作成。部屋の広さや造りに応じ、換気扇の設置場所や一度に何人で給食を食べるかなど、具体的な感染症対策が検討できます。ゼミでの研究をベースにしたアイデアで、コロナ禍を経験したこれからの社会で役立つと考えました。審査員の方から指摘された、ビジネス的な視点の重要性も意識し、さらに研究を深めていきます。

最終プレゼンテーションは、りそな銀行東京本社で行われました。多くの審査員を前にとても緊張しましたが、やりきった爽快感も!

「画像生成AI」を用いて
効率的な広告画像の
生成を目指す。

大野 ひとみさん*

姫路市立姫路高等学校出身
*生活環境学部 情報メディア学科

入学当時は、メディアへの興味・関心が高かった一方で、Webやプログラミングに関する知識は全くのゼロでした。しかし、多彩な授業を履修する中で、自分自身の興味や関心がAIやプログラミングにもあることに気づきました。Webの知識を深めていくことで、2年次には一人でWebサイトを制作できるように。もっと自分の手で色々なものを作ってみたいと考え、さらに学びを深めていきました。特にデザインや画像の分野への関心が高かったこともあり、現在は「画像生成AI」について研究中です。情報サイエンス専攻だからこそ、自分の新たな興味を発見し、深掘りできたと感じています。今後も知識や技術の獲得だけでなく、可能性を広げる成長ができるように努力していきたいです。

プログラミングを通して、
自分のアイデアを
形にしたい。

田中 紀香さん*

私立プール学院高等学校出身
*生活環境学部 情報メディア学科

「文系でもプログラミングを学べる大学」が決め手となり入学を決意。プログラミングの授業では、正解のない問題に取り組む機会も多く、不安や難しさを感じていました。しかし、納得がいくまで試行錯誤し、粘り強く向き合うことで、段々と自分のアイデアを表現できるように。プログラミングの他にも、Webやデザイン、動画など幅広い分野の授業を通して「自分で考えて、解決策を導く力」が鍛えられたと感じます。また、能動的に取り組んだ勉強は時間が経ってもしっかりと頭に残り成長につながるということも実感できました。将来は誰かの心を動かす仕事をしたいという目標のため、これからも日々プログラミングと向き合いながら、スキルはもちろん、人としての成長や可能性を広げられるよう頑張っていきます。

EDUCATION

4年間の学びのステップ

各分野の基礎を習得

情報科学の基礎を学び、演習を通して初歩的なプログラミングの技能を身に付けます。

社会情報学概論、コンピュータネットワーク入門、AI入門 など

技術力を高める

高度情報化社会を支える情報科学について、技術的な視点から実践的に学びます。

プログラミング演習Ⅰ・Ⅱ、ウェブプログラミング、ソフトウェアエンジニアリング、AI概論 など

プロジェクトで深める

ITを活用したシステム、アプリ、サービスの設計・開発について学び、少人数制ゼミでのプロジェクトに参加します。

システム設計演習、ウェブアプリケーション開発演習、AI演習、卒業基礎研究 など

卒業研究へと発展

3年次の学びを発展させ、4年間の学びの集大成として、卒業研究に取り組みます。

データサイエンス論A・B、情報セキュリティ論、卒業研究 など

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