社会・メディア専攻 コンピュータ・AI専攻

コンピュータ・AI専攻(2027年4月~)

専攻の特徴

1.ソフトウェア、セキュリティ、AI、データサイエンスが中核 理系情報科学の新カリキュラムがスタート

プログラミング、アルゴリズム、数学といった強固な土台から、AI、データサイエンス、セキュリティ等ITの中核技術、さらには画像理解、自然言語処理やプログラム自動生成などの最先端分野までを体系的に網羅しています。文部科学省認定の高度な教育プログラム(MDASH応用基礎レベル)に準拠し、情報科学の標準的な学びを全方位でカバー。流行に左右されない「論理的思考力」と、社会に新しい価値を届ける「実装力」を、4年間で着実に積み上げます。

2.習熟度クラス別で、プログラミングを基礎から手厚くサポート

「高度な情報教育」と「一人ひとりに寄り添う指導」を高い次元で融合させました。他大学の工学部での指導経験を持つ教員が驚くほどの少人数体制と、アクティブラーニングを駆使した教育スタイルを確立。プログラミング演習は習熟度別クラス編成で、初心者も安心して受講でき、「わからない」を置き去りにしません。大規模クラス編成の放任とは一線を画す、教員と学生が共に歩む「ハイタッチ(手厚い)」な環境が、あなたの成長を加速させます。

3.抜群の就職実績に「研究力」が融合 未来の選択肢がさらに広がる

教員のほとんどが他大学や企業との共同研究を行っています。そうした高度な研究ネットワークに参加したり、他大学でのプロジェクトを体験する「アカデミックインターンシップ」等の学びも豊富です。大学院進学も視野に入れたハイレベルな探究が可能であり、豊かな対話力と確かな技術を兼ね備えた、社会から強く求められるエンジニアへと導きます。

研究最前線

止まらない通信進化 MIMOで広がる可能性

萩原 淳一郎教授

情報通信は、連絡や動画視聴、SNSなどを通じて、私たちの生活に欠かせない存在です。本研究では、多くの通信が集中する都心部やイベント時に役立つ、複数のアンテナを用いる「MIMO」と呼ばれる通信技術に注目し、通信の混雑を解消することを目指しています。通信技術の進歩に伴い、利用者が求める通信量や通信速度も年々高まっています。こうした関係は「いたちごっこ」にも見えますが、その中で通信技術を基盤として、ソフトウェアやコンテンツは大きく進化してきました。通信技術は、私たちの生活をさらに豊かにするイノベーションを支える重要な研究分野です。ff

統計学で赤潮対策!?海を守るデータサイエンス

庄野 宏教授

海水中の微生物が増えることにより、魚類の大量死の被害を引き起こす赤潮。本研究では、これまで分からなかった赤潮の発生の兆しを、統計学の研究を用いて明らかにしています。従来の水質調査データに新たな気象データを加えて分析することで、赤潮発生時期前の予測は、餌止めや柵を設けるなどの対策を可能にし、養殖業の被害軽減につなげます。Lp正則化と呼ばれる統計モデルを適用し、従来の手法では見えなかった変化を読み取り、統計学を社会の他分野にも活用できる研究です。

歴史ある建築物や文化財を光計測で未来へ残す

榎並 直子准教授

屋外にある歴史的建造物や文化財は、雨や風の影響を受けて風化していきます。そのため、文化財を将来に残すには、適切な修復と、壊さずに素材の状態を正しく知ることが重要です。本研究では、複数の光学センサを用いて、貴重な石材や海外の石材を対象に計測・分析を進め、得られたデータをもとに3DCGを生成するなどして、文化財の保存や修復に貢献しています。また、計測データを統合する手法は、歴史的価値を有する織物などの天然素材からなる文化財への活用も期待されています。

ゴールからシステム設計までひとつなぎに システムアシュアランスで叶える安心と安全

高井 利憲教授

本研究では、複雑なシステムについて、「何を確かめ、どのように説明すれば異なる立場の人々が納得し合意できるか」を探究するシステムアシュアランスの研究を行っています。人・機械・ネットワークが関わるスマート家電や見守りロボットを対象に、最終目標からシステム・ソフトウェア設計までを途切れなく結びつける手順を提案しました。システムアシュアランスは、鉄道分野のように高い安全性が求められる社会インフラの開発においても不可欠の技術であり、安全で信頼できる社会を支えています。

カリキュラム

研究室紹介

知能情報処理研究室

共創と実践のモノづくりで、発想を社会に実装

「モノづくり」をテーマに、他大学や他研究室の学生と混成チームを
組み、ウェブアプリ、プロジェクションマッピング、フィジカルコンピューティングなど、ソフトウェアからハードウェアまでを横断する多彩なプロダクトの企画・開発、学内外への発信に挑戦しています。
異なるバックグラウンドを持つメンバーとの協働を通じて、プログラミングなどの基礎技術だけではなく、チームワークや技術の実践的な応用力を養い、社会で必要とされる「共創できる人材」の育成を目指します。
4年次には、自ら設定した「課題」の解決に向け、卒業研究に取り組み、技術を手段として自由な発想を形にする「実装力」を養います。

対話AI研究室

人間の「言葉」をコンピュータで扱うための研究

近年、加速度的に普及したChatGPTなどの対話AIに関する研究を
行っています。対話AIと言っても、一般的な知識で話をするだけでは不十分で、時には専門家も顔負けの知識を用いて様々な作業をこなすなど、対話AIの中でも細分化されて研究が行われています。人間の操る「言葉」をコンピュータに理解させて、私たちに楽しさや喜びをもたらすシステムの開発が目標です。
 学生さんが積極的に対外発表に出られるようサポートをしています。様々な大学、企業との共同研究によって、大学の中だけでは得ることの出来ない知識や体験を提供できることも特長です。

キャリア

就職先の情報

ITコンサル・次世代システム開発

日本総合研究所/日本電気(NEC)/富士通/電通総研テクノロジー/NTTアドバンステクノロジ/日本アイ・ビー・エム デジタルサービス/NSソリューションズ関西/JFEシステムズ/オージス総研/パナソニックIS/NTTデータMHIシステムズ/NTTデータ関西/CTCシステムマネジメント/三井情報/NTTデータ・フォース ほか

先端AI・クラウド・Webサービス開発

サイバーエージェント/S k y/アイレット/フェンリル/オービックビジネスコンサルタント/マイナビ/システナ/東芝情報システム ほか

大手メーカー・エネルギー・情報インフラ

パナソニック/関西電力/西日本電信電話(NTT西日本)/ヤンマー情報システムサービス/ノーリツ/関電システムズ/オプテージ/ドコモCS関西 ほか

金融・公共DX・技術支援サービス

野村證券/住友生命保険/三井住友ファイナンス&リース/神戸市/滋賀県警察/りそなデジタル・アイ/コベルコシステム/フェリシモ ほか

※前身となる情報サイエンス専攻(教員ゼミ)の直近3年間の実績を基に記載

就職率

Q&A

Q1.女子大ルーツの理系専攻で学ぶメリットは?

A.男女比のバランスが取れている海外に対して、日本の大学の工学領域では男子学生比率が高くなりがちです。女子大ルーツの本専攻では男女比のバランスが良いことから、互いに多様な能力と感性に触れながらIT/AI技術を学べます。

Q2.2つの専攻の違いは何ですか?

A.コンピュータ・AI専攻は理系で、情報科学/AIの技術を磨きます。社会・メディア専攻は文系で、社会学/マスコミ領域を多角的に分析します。時代の要請に応え、各領域の専門性をさらに深化・発展させました。

Q3.就職に強いと聞きましたが、どのようなサポートがありますか?

A.キャリアセンターでの支援に加え、学科独自のキャリアサポートを展開。担任制度と少人数ゼミによるきめ細かな指導を徹底しています。さらに、学科の学生を対象とした企業独自のインターンシッププログラムも複数実施。専門性を実践で磨き、納得のいく進路決定まで伴走します。

Q4.国立大学や他の工学部との違いは?

A.習熟度別の少人数クラスで初心者でも安心して学べる「ていねいな基礎教育」を行う点や高い研究力をもった教授陣による「共同研究プロジェクトへの参加型研究指導」に進み、一人ひとりを確かな専門家へと導く点です。